伊勢角屋麦酒とスティルウォーターのコラボのやつのんできた
伊勢角屋麦酒と言えば三重県は伊勢で作られる、昨年のWorld Beer Cupでも銅賞を獲得した醸造所。
昨年は伊勢志摩サミットにあわせ「サミットビール」を販売したり、また伊勢の駅前や内宮の近くでも店を出しているので、飲んだことあるという人も多いのではないでしょうか。
昨年11月にスティルウォーターのブルワーが来日した際、伊勢角屋麦酒にてコラボビールを仕込んだそうで、そのお披露目があるということで飲んできました。
「Spring Fever」
すごい込んでて一杯目はうまく撮れず。
色は濃いめに見えますが、香りは非常に華やかでシトラシー。酒米を使っていると聞きましたが、ヒメホワイトなどの流れで花からとれた酵母も使ってるかな?済んだ味わいでした。
他にもうしとらブルワリーの方と一緒に仕込んだ
「アップ2IPA」←アップアップIPAと読むらしい?
アメリカのカルミネーション醸造所とコラボした
「アマテラス」
をいただきました。
アマテラスは国産ではまだ珍しいサワービールですが、コラボの宿命、少し値が張りますね。飲む価値はあると思うけど。
アップアップも王道ながらきれいな味わいで美味しかったけど、限定でもう完売してるみたいですね。
美味しかったので久しぶりにけっこう飲んでしまいました。
ローグ ブードゥー・グレープゲリラ
きました、問題作。知ってて毎年買ってしまうんだけど。
ローグ(Rogue Ales & Spirits)はオレゴン州の老舗醸造所兼蒸留所(バーボンを作っている)で、日本でもイオンなどでやたら見かけるほか「なまらにがいビール」や「ひぐま濃い麦酒」などOEM的に出ていますが、一方で醸造家のヒゲに住み着いた酵母でビールを醸すなど、たまにネジが外れたようなビールをつくることでも知られています。
そのローグが、地元のドーナツショップ「ブードゥー」とコラボして毎年作っている、ドーナツ風味のビールがあります。その今年バージョンがこの「グレープ・ゲリラ」。
ちなみに昨年は「レモン・シフォン・クルーラー」
一昨年は「プレッツェル・ラズベリー&チョコレート」
毎年ピンクのボトルに詰められるこのシリーズは海外のビール好きの間でもキワモノ扱いのようで、先日ネタコラで、シンプソンズかなにかがジェットコースターに乗りながら「友達とビールの飲み比べをしていたときに、彼が冷蔵庫からピンク色のボトルを取り出したときのリアクション」というキャプションが着いたネタ画像をみました(保存しておけば良かったなあ)。
さて今年のグレープゲリラは香りはファンタグレープ、味わいはおおよそぶどうサワーでした。
去年、一昨年はそれぞれクルーラーやプレッツェルのニュアンスはまあわかるかなという感じだったんだけど、今年は単純にぶどう感の強いビールって感じであんまり面白くなかったなーと思いました。
一昨年のは本当にプレッツェルとラズベリーとチョコレートの雰囲気があって、それで気に入って毎年買ってるんだけど。
現地に行ったら、ブードゥードーナツも一度試してみたいもの。彼ら的にはこのビールはどういう扱いなんだろうか。
箕面ビール先代社長 大下正司氏をイメージして作られるビール
タイトル、「追悼」っていうほど湿っぽいもんではないんだろうけどあんまり軽い言葉を使うのもどうかなっていう気持ちがあるのでなんだか遠回りな表現になってしまいました。
箕面ビール先代社長 大下正司氏
私がビールに凝り始めた直前ぐらいに亡くなられていたので、実際にどのような人物だったのかは知らないのですが、非常に個性的で印象と影響力の強い方だったそうです。
(現在は娘の大下香緒里氏が社長を務めており、イベントなどでもよくビールを注ぐ姿が見られます)
亡くなられて以来、箕面ビールでは「God Father」というビールを命日である12月15日に合わせ醸造しており、またそれに賛同(っていうのかな?)した日本各地の醸造所でも特別なビールが作られています。
詳しくは、箕面ビールの(過去の)特設サイトをご覧ください。http://www.minoh-beer.jp/masaji-beer-project
今年は、箕面ビールと志賀高原ビール(玉村本店)、城端麦酒、いわて蔵ビール、スワンレイクビールでそれぞれビールが醸造されました。
今回は(好みの都合で)箕面ビールのGod Father5と志賀高原のW-IBAを飲んでみました。
箕面ビール God Father5 レッドラガー
去年まではスタウトやゆずを使ったビールなど定番商品をアレンジしたものを作っていたのですが、今年は新しいスタイルに挑戦してみたそうです。ジャケットを着ているのが正司氏です。赤がイメージカラーだったのでレッドラガー。
ラガータイプながらかなりモルトの甘みが強調されており、穏やかな味わいでした。
先代社長の強烈なキャラクターと、箕面ビールの看板商品であるスタウト、インペリアルスタウト、W-IPAをいっしょくたにしたビールでアルコールはなんと9.5%。
ラベルも箕面ビールスタイル。
先月発売された限定醸造品でホップを大量投入した「1t IPA」(手に入れられなかった・・・)よりも多くのホップを使ったとのこと。
どっしりとして深みがあるビール。お話するとこんな感じの印象なのでしょうか。
Y.market Brewingと京都醸造のコラボのやつ
前回の記事でもおすすめしていた、名古屋のワイマーケットと京都の 京都醸造が、なんとコラボビールを醸造するとのこと。
一応の説明。クラフトビールでは醸造所間のコラボってよくあって、たいていの場合はそれぞれ話し合ってレシピを決めて作ったり、お互いにアレンジきかせたりとかするんだけど、基本一回きりなのでレアビール扱いされやすい。
で、そのお披露目があるということで、ちょうど名古屋に帰省していたこともあり、飲んできました。
ワイマーケット×京都醸造「いちょう乱舞」
スタイルはベルジャンセッションIPAで、京都の特徴であるベルジャンイーストを使った軽やかなビール。
ワイマーケットを飲む人ならすっと行けるのだろうけど、もっと暑い時期だったらより楽しめるのかもしれない。
ちなみに京都醸造×ワイマーケットの「楓吹雪」も一緒に行った母が飲んでたので一口もらったのですが、こちらはモルティながら香りのよいアンバーエールでした。
お気に入りの秋の気まぐれ(2016)ものんじゃった
ほんとは熱帯波も飲みたかったんだけど、最近控えめにしてるのでここまでにしといたよ。
なお、今回の会場だったケグナゴヤは初めて行ったんだけど、メシもうまかったです。
店員の女の子たちが京都醸造のビールの名前をあまり覚えられていなくてあわててた。
おすすめクラフトビール醸造所(国内編)
最近ボトルビールをあまり飲んでおらず、ビールの写真だけだとなんだかよくわからないし、そもそも体調の都合でしばらく酒を控えることにしたので、ブログに書くことがなくなってしまった。
とはいえ、パソコンが手に入ったということもあるし、塩漬けにするのももったいない。
というわけで、横断的におすすめ醸造所を書いていく。
・前提
まず、現在のクラフトビールの商品の分類は非常に多岐にわたり、醸造所もたくさん開設されている中、どのビールがおすすめかというのは人によってバラバラなので選ぶことは非常に難しい。できれば、いろいろなビールを飲みながら自分の好みを見つけてほしい。
だから、あくまで個人の感想、参考程度に考えてほしい。
次に、私の好みについて。どうしても好きなビールは推したくなるが、その指標として好きなビールの傾向を最初に書いておく。
好きなビール(積極的に飲むもの)
- 味のしっかりしたアメリカンペールエール、IPA、ダブル/トリプルIPA。
- ドライ・スタウト(またはインペリアルスタウト、ブラックIPAなど)。
- サワービール全般。
- セゾン。
- ベルジャン・ペールエール、IPA。
- オクトーバーフェストビア。
- 挑戦的なビール(特殊な副原料、酵母を使ったものなど)。
まあまあ好きなビール(たまに飲みたくなるもの)
- フルーツ・ビール全般。
- ホッピーペールエール、IPA等。
- 話題のビール。
- 軽やかなピルスナー。
- キワモノ。
- (大手メーカーだとサッポロが一番好き)
あまり好まないビール
- ミルクスタウト、チョコレートスタウトなど。
- ベルジャン・ホワイト。
- アルコール10%を超えるビール(大抵酔いすぎる)
- バーレーワイン。
- バレルエイジドスタウト。
・本題
書いていて思ったが、大抵上記の内容でおすすめする理由が済んでしまう。
思ったより長くなってしまったので、おすすめの醸造所とおすすめのビール銘柄名だけを挙げていけば十分な気がする。なのでそのようにする。
・登別地ビール館 鬼伝説ビール
金鬼ペールエール(仕込みごとにホップが違うので比べてみるのも面白い、私にはあまりよくわからない)、黒鬼ブラックエール。
・ロコビア
主に千葉(佐倉近辺)でしか飲めない。香りの生、ユーカリナーヴァイセ、印旛(InBA)、ココナッツポーターなど。佐倉スチームを飲んでみたい。
・デビルクラフトブルワリー
醸造するビールの種類が非常に多岐にわたり、見たところ明確な定番ビールはない(レシピがどんどん改良されていく)ようなので、具体的な銘柄の指定はしない。大抵おいしい。神田、浜松町、五反田に直営店があり常設で飲めるが、他にも卸している様子。
・ブリマーブリューイング
IPA、ポーター、ゴールデンエールなど。定番系がおいしい。一応ボトルもあるが流通が少ない。
・ベアードブルーイング
スルガベイインペリアルIPA、アングリーボーイブラウンエール、島国スタウト、帝国IPAなど。大抵うまい。限定醸造もなるべく逃したくない。直営店は工場のある修善寺の他、沼津港、原宿、中目黒、馬車道、高田馬場。
・ワイマーケットブルーイング
メイヨンラガー(名古屋の直営店でしか飲めない)、パープルスカイペールエール、ホップセダクションSIPA、ノワールヘッドなど。季節限定もぜひ試したい。
・京都醸造
フラッグシップの「一期一会」と「一意専心」、「黒潮の如く」。限定なので恐らくしばらくは造られないと思うが、2015年の「ベルギーのアメリカ人」と2016年Ver.の「秋の気まぐれ」はめちゃくちゃおいしかった。京都市外では都市圏でも流通が少ない。
・箕面ビール
スタウト、W-IPA、おさるIPA、こざるIPA。好みとは違うが季節限定の「国産桃ヴァイツェン」は人気が高い。イベント等ではジンジャーや柚子を使ったビールが楽しめるかもしれない。
・大山Gビール
定番商品もうまいが、一押しは「八郷」「強吟」など、酒米を使用したシリーズが特に好き。
・宮崎ひでじビール
日向夏ラガーなど、フルーツビールがおいしい。「今月の蔵出し」という月替わり仕込みの商品も要チェック。
ざっと考えながら書いていったので抜けもあるかもしれない。
海外編は多分しばらくやんない気がする。
久しぶりにPCで書いたからうまく見れてるといいな。
サウンドブルワリー サブゼロIPA(格闘ゲーム「モータルコンバット」とのコラボ)
ニッチ×ニッチのコラボ。
↑グラスに泡がついてるとクラフトビール警察に指摘されがち。
日本ではあまりメジャーではないが一部でカルト的人気(便利な表現だ)を誇る、 対戦格闘ゲーム「モータルコンバットX」とアメリカはワシントンにあるサウンドブルワリーのコラボビール。
私はもともと格闘ゲームが好きだが、モータルコンバットシリーズはプレイしたことがない(同じスタジオが制作した、「インジャスティス」は遊んだことがある)が、派手な残虐表現に目が向けられがちながらかなり硬派なゲームと聞いている。
ビールの味との相関はわかんない。
「サブゼロ」というのがゲームの用語なのかどうかもよくわからない……
ただ、(少量とは言え)日本に輸出されるくらいなので、普通にうまいダブルIPAだった。
同じコラボでセゾンスタイルとスタウトがあるらしい。いずれ飲むことになるだろう。
もっといろんなビール飲んでるからブログに書きたいんだけど、最近はイベントが多いからプラカップだけだし、自分でもあんまり見た目で区別がつかないんだよねえ。
他の人がやるみたいにPOPとかと一緒に撮った方がいいのかなあ。